【器用人】(きようじん)
:才知・技芸などにすぐれた人。また、頭のめぐりがよく、要領のいい人。器用者(もの)。
という意味。
英語にすると、
『ブリコロール』だそうだ。
なぜ、この言葉を知ったかというと、
設計事務所を運営し、そして、
名古屋の大須や矢場町でカフェを運営しているH田さんから聞いたのです。
そのHさんが運営しているカフェの名前が、『ぶりこ』。
名古屋ではまだ少ないスチームフードのお店です
空間を器用に使いこなし、
才知に富んだHさんのコンセプトがつまったカフェということでしょうかね?
H田さんとは、
バリを通じて知り合いになり、
新年のバリでのヨガレッスンにも参加して頂いたり、
先週の東京での友人の結婚式でも再会し、
今回初めて名古屋での夕食が行われたわけです。
自分が名古屋に住んでいて、
H田さんもよく名古屋にこられるのに・・・
やっと実現なわけです!
夏から、世間的には来年でしょうか?
少しずつ話題に上がってくるであろうバリ島のヌガラという地域での都市開発にも関わっているH田さん。
その壮大な計画を教えてもらえました。
その夜、帰宅して、バリ島の計画を差し置いて、気になることが・・・
『ぶりこ』という単語。
ちょっと面白くなり、
ブリコロールについて考えました。
H田さんの説明では、
そこに在るモノを使って、
器用に新しいものを産み出していく・・・
科学者達や研究者達が、
主に、数式を使って出来上がる物や事(イベント)を作っていくのに対して、
ブリコロール達は、
その出来上がった事(イベント)を使ってまた違った事(イベント)を作っていくのだろう。
日本のみで人気のあるエコ商品も、
もうすでにある商品をエコの名の元にパッケージを変えて販売しているだけだ。
感情にうったえかける商品は売れるのだろうか?
結果を出しているのは事実だ。
まぁ、80年代後半にグリーン戦略で失敗した反省もあってか、巧みなんだろうけど。
すなわち、「使い道」というコンセプトなんだろうか?
科学者達は、数式や構造上の可能性から、
出来るものを作っていく。
それを何に使うかは別として・・・
ブリコロール達は『できあがったモノ』を
『使えるモノ』として指し示していく。
お弁当を温める素材として作られた『カイロ』が
手のひらを温める『ほっかいろ』として別のものとして使われているように
兵器として作られた原子力爆弾が、
生活の為に必要な原子力発電として使われている。
我々、ヨギも同じだ。
古代より人の能力を高めるために長い年月とともに生まれた叡智を、
日々の生活(仕事、牛耳すること、務めること)に活かしていく・・・
もちろん、あるものをゼロにしないと機能しない場合もある。
腐敗しまくっていた江戸後期には、
明治天皇という御輿を立てた新政府が必要だったし、
新しい風のように存在するアメリカのオバマ大統領は何かをしてくれるかもしれない。
その点において、
一度リセットして数年間という期間に全力をだすという制度はよく感じる。
日本は・・・・
科学者でもなければ、ブリコロールでもない・・・
リッチな家に飼われて、
自分もその地位にいると思っている、
ペルシャ猫のようだ。。。
自分は欲張りなので、
科学者でもありながら、
ブリコロールでもありたいものだと思う。
でも、ブリコロールよりなんでしょうかね。
言葉が引っかかるぐらいですから!
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