スートラ勉強会に参加するの巻(2008.07.19)

7月12日、13日は去年に引き続き、
今年もヨガフェスで講義を持つ伊藤先生のスートラ勉強会でした。

お昼開催のハタヨガベーシック講座を終えて向かいました〜

ヨーガ・スートラは3~4世紀にまとめられたヨガの聖典(根本経典)。

我々は楽しんでいる近代ヨガは、クリシュナマチャリヤ師が源流だから、
歴史的にはまだ一世紀たっていない・・・

この近代ハタヨガと古典的なスートラ。

最初の頃は、勉強すればするほど、その接点的なものを感じれなかった。

さてさて、なので、だから、この勉強会。

このココロの闇に光(智慧)を求めての参加だったのです。


この入口の頃には汗だくでした。
地下鉄は涼しいのに・・・外はもう暑い季節です!

伊藤先生は、中学、高校の先輩でした。
まぁ、名古屋では伝統校であるT学園。

出会うのは縁というより絆に近いです。

やっぱり、
スートラは地道に本読むより誰かに説明してもらうものだと実感しました。

今まで曖昧だった、
プルシャとプラクルティの関係も、うっすら霧が晴れてきたようです。

また曇らねばよいのですが・・・

まぁ、こういうものは何度も聞いて理解へと落としていくもの。

カラダでの実践と同じものですね。

参加者に配られる補助テキストも面白い。
覚王山の駅まで歩いて、
スタバで夜まで資料を全部目を通してしまいました。

この時点で、相当ヨガバカだなって思いつつ・・・帰りました。

翌日も朝の9時半より夕方までヨーガスートラの縦糸に我々はしがみつくのです。

実践的取り組みもあって、面白かった。
アーサナ的な実践は口頭で伝えられた為にスートラには乗っていなかったのでは?

という説に、何か光を感じた。

伊藤先生は、学部にいる何とか教授とトモに、当時を考えるより、
今に当てはめて理解するのが学問だ。的なことを言っていたのですが・・・

その合理的方法は解るのですが、気持ち的にどーも納得できません。

やはり、当時の時代のそれを伝えていた現場や、人々の生活模様や、人数や、
それを行っていた人々の位(地位)や、文化や、普段の食べ物や、
着ているモノの服の色や種類の匂いを感じながら、
その当時の意味合いを理解して、現代に転換したいと自分は考えます。

文献に、甘いモノをとるようにって、書いてあっても、
当時の人がほとんど甘いモノを食べれない(食べない)人々に対しての内容なのか、
毎日スィーツをとっている人にもっと食べようって意味なのか?

状況が分からないと程度が分からない。。。

ただ、歴史に浸りたいだけなのかもしれないですが・・・

この瞬間は、どっぷり瞑想・・・いや、妄想につかれる瞬間だから・・・
このスートラがシルクロードを渡って・・・
中国に伝わり・・・
そして、遣唐使や遣隋使によって・・・日の出国・・・スーリア(太陽神)の国・・・
日本に伝わるのが、7~8世紀・・・

仏教の影響を存分に受けている、このヨーガスートラが、
少しの時期がずれて日本に伝来した。

そうだというのに、教科書的には全アジア的なつながりも何も騒がれない!
ってなことを、ココロで騒いでもしかたないのですが・・・

ココロの死滅はまた遠くに遠ざかり、
満足できない欲求が、知足(サントーシャ)を無視して走りだす・・・

伊藤先生! これからの長い探求の旅、責任とっていただきます!

2 件のコメント

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     先日はお忙しいところ、長時間にわたるスートラ講座にご参加いただき誠にありがとうございます。当時の生活わかると面白いですけど、そうした記録ほとんどないんですよね。ただ、スートラを記しているサンスクリット語はバラモン階級の特権的言語なので、広がりといったらバラモン、そして一部のクシャトリア(士族)までだと思います(人口でいうと7%程度か?)。
     甘いものに関しては現代人のような量の糖分をとっていたことは考えられないでしょう。それから推奨する食べ物に佐保田先生の訳では「白砂糖」となっていますが、英語文献ではbrown sugarとなっています。意味合いがかなり違いますね。また、お話できれば幸いです。

  • SECRET: 0
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    伊藤先生!
    お答えありがとうございます!生意気にも質問をどんどんぶつけてしまってすいません。インドにも行ったことがなく、イメージを作れなくて・・・
    自分はまずは、日本の7~9世紀の頃のヨガの雰囲気をつかむことにしようかな、と思いつつあります。。。
    引き続き、教えていただければ幸いです~

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