さてさて、バトゥール山への夜登山の準備が出来て出発することに。
ガイドがいなくっても2回目だから・・・
でも、”いない” と ”いる” では何か違う・・・
夜道で暗いので 『こっちかな?』 と疑いながら歩かないといけない。
たぶん、明るい昼だったらどっちでもいけるのだろう。
そういう探りの感覚が強いのか?
木のニオイ。 風の温かさ。 風の冷たさ。
の感覚に鋭くなっている。前回の酔っ払いとは違います。。。
前方に・・・『ぴかっ!』と光る2つの光。
我々のヘッドライトに反応しているんだろうけど、その光が『ぱっ!』
『ぱっ!』 『ぱっ』 と増えていきます・・・
途中に民家があったから、そこでかっている犬の目が光に反応をしているのは分かったけど・・
バリの犬は基本、放し飼いなので・・・
彼らは夜行性だし・・・
襲ってくるかも?
の緊張の中・・・道を歩きます。 最悪の事態を想定しつつ・・・
確かなる緊張感と・・・ああ、こりゃ一般の皆様とは来れないな・・・・
なんて、他ごと考えながら・・・
たぶん、5匹はいただろうけど・・・難なくクリア! もうバイオハザードの世界・・・
そこを過ぎたぐらいから傾斜がじょじょにきつくなり始めます。
会話も減り始めて・・・もくもくと登り始める。今回は日の出を見るという時間の
縛りがないから、自分の呼吸の具合を見ながらいつ休憩をするかを定めるだけ。。。
休憩中にパシャリ!
以外と急なんです・・・
しかも夜だから頼りは自分のヘッドライトのみ・・・
前回はハンドライトで、それがまた重たかったから・・・きつかったな~
と、いうことで難なく、山小屋へ到着。ここまでは、ショートコースの頂上です。
もちろん、我々はスルーします。
我々の目指す本当の頂上はさらに上にあるので・・・
前回は、時間がないということもあり、恐ろしく急な道をガイドはチョイスしました。
今回は自分に優しくと・・・
ちょっと遠回りだけど・・・安全コースへ・・・
って、全然、安全じゃない!
火山灰が積もっているのか? 砂山を登っているみたい・・・
サンダル失敗です。 隙間から砂利が入って・・・
足の裏が痛くて強く踏めない! 踏み込めない! 痛い!
アッキーのライトがどんどん遠ざかっていく・・・
(しかも前にではなく、遠く上方に・・・)
ここでは4つ足状態になり、決して爽快に登山する姿ではなく、
さっき遭遇した犬のごとく獣となりはて乗り切りました。。。
手のひらに切り傷いっぱい作って・・・
アッキーがギリギリのところで待っててくれた。。
ここまできたら一緒に頂上へ!
到着!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そこには・・・舞い散る砂塵以外は、楽園でした。
今日、我々が到着するのを知っていたかのように・・・雲1つない。
空(宇宙)と我々を邪魔するものが一切ない状態。
360度 宇宙。
星空は四角い天井って感じがするけど、はるかに広いと・・・それは宇宙だ!
寝袋の下に引くヨガマットみたいなのを地面にひいて、そこに倒れこむ2人。
それから、しばらくの間は無言で・・・
予想以上の素晴らしさに想像通りの感動!
前に来たときに何故だか、夜にもう一度来なさいと言われた気がした。意味は分かんないけど。
何故、ここにいるのか?
よく分からないが、ただただ砂塵から目を守りながら星を見ていた・・・
まだテントを作るという作業が残っている・・・
風の強い中・・・疲労した体を動かし・・・・真夜中のヘッドライトの元・・・
テントが作られていく。 あって良かった! 風が強いので。。
テントを組み立て、マットをひいて、その上に寝袋をひいて寝る。。。
バリで買った寝袋が、ち、小さい。。。
4分の1、はみ出るんですけど・・・セーター持ってきて良かった~
アッキーも寝る状態・・・・入口閉めないと・・・風が。。
さぁ、寝るぞと!
朝起きたら、テントの周りがガヤガヤ・・・か、囲まれている!
(その3へつづく・・・)
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