旅は続く・・・
チダムバラムというタミルナード州の町。
オーロヴィルから南へ80キロ近いこのエリアはヒンドゥー寺院が多い。
予定的にはオーロヴィルへ行ってから、南下してこの町へくる予定だった。
しかし『10Days Chariot Festival』というイベントがある事を我々は知り、
急遽予定変更。4台のシャトルバスと共に行き先を変えて、宿泊予定も変更して、
チダムバラムに向かったのだ。
寺院をまわりながらインドの文化を感じる。
特に年に数回しかない祭りがあるというならば、急遽予定を変更するのだ。
これが、旅の醍醐味ともいえる。
◇ チダンバラムのナタラージャ寺院 ① ◇
チタムバラムにおいては、ナタラージャ寺院が唯一の見所と言っていい。
そして・・・
水晶のリンガ、ナタラージャ像、
そしてナタラージャの片足が降りているというスペース(アカシャ)、
を中心に持つナタラージャ寺院がチナンバラン唯一の見所と言っていいようだ。
我々は山車が出回るフェスティバルの時期に居合わすことができた。
寺院を中心に広がる門前町に大きな山車が練り歩くのだ。
農作物が刈られた後に行われるらしい。
バリ島は3作毛だけど、南インドは2作毛のようだ。
年に2回、豊作を祝い、神々が町を徘徊する・・・
寺院に住まう5つの神々が車に乗って町を徘徊するのだ。
アジアの西のインドで伝統的に行われている行事が東の端の日本でも伝統的に行われている。
去年、祇園祭で山車を見たばかりだから、びっくりした。起源はここインドにあったのだ。
日本でも、祭りで大勢の人達がフランクフルトやタコ焼きを出店で買っているように、
インドでも大勢の女性たちが寺院を囲む道にずらっと並ぶ出店で髪飾りや日用雑貨の出店に群がっていた。
祭りといえば子供であろう。
神々との交流に喜んだり、願い事をするのは主に大人だからだ。
そんな大人に付き合わされる子供は交換条件におもちゃをねだる。
おもちゃで遊びながらも、しっかりと冷静な目で大人を観察して、身をもって感じているのだ。
大人のしていることが、いかに大事で真剣なのかを・・・
今の日本において、大人と子供の間でのコミュニケーションが真剣にされているのかどうか?
とても不安になった。
みんな真剣に今を生きているのは変わらないはずだ。
それが伝わっているのだろうか?
ナタラージャ寺院篇②へ続く・・・
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