始めてのmysore(南インド)ヨガプラクティス旅(16)

(16)旅感覚は終わったかと思っていた!

インドは南・・・バンガロールから、車で約3時間の mysore に滞在しています。
インドのほかの町と違ってきれいで、特にここ、マイソールの中でもゴクラム地区は
昔より、高級住宅街に位置します。


東京でいうなら、ヨガで財を成して自由が丘、世田谷地区、白金地区に家をドンと構え、
そこの1階をシャラ(ヨガのスタジオ)としている感じですね。


人が行きやすいとか、集まりやすいとかの基準じゃなく、
住みたい場所ってのが基準なのがインド的発想で面白いです。

まぁ、シャラと家がいっしょだから、そうなるんでしょう。
ここでの練習も生活もなれてきて、旅というよりは滞在になってきました・・・


散々道に迷ったおかげで、ゴクラムの道もほぼ完璧になりつつあり、
最近はエリアを拡大して、
マイソール市街地で道に迷いまくってます。

まぁ、いろんな道に冒険をしなければ、道にも迷わないと思うのですが。。。

結果、あの道とこの道が・・・・とか、こう行くと、近道ね・・・
とか、自分のマップが頭に出来てきます。


まぁ、自分がこの地球上のどこにいて、その場所がどんな風になっているのか
(土地勘)を把握してないと、何かしっくりこないのは、自分の性格なのでしょう。

どうも、昔から、1日、1日で各地を転々とする旅行が苦手なのもそういう理由なのかもしれないです。

全体を知らないと、一点を楽しめない。
いわゆるマーケティング的発想ですが、本当は逆で、
この発想がマーケティングに使われているわけですが。。。

織田信長ファンとしては、彼が地元をくまなく馬に乗って走り回った、
逸話に共感してしまうのです。。。


話はそれましたが、最近は、楽器屋さんを探して走っていました。

東京ヨガの伊藤えみちゃんが、
ナンシー先生のアジャストメントクリニックで一緒だったときに、
ハーモニウム(インド式ピアノ)を買ったって聞いて、
道と楽器屋さんの名前を教えてもらったのでした。

道路に道の名前の標識があるわけでなく・・・予想していた道が、
あっていたことに最近知ったのですが、まだ見つかってないです。

原付で、その辺をウロウロ、キョロキョロしていると・・・
いきなり、リキシャに乗っているインド人の人が何か探しているのか?
って、話してきました。

「いや、楽器屋さんを探していてね・・・」って、言うと、
「そこにあるじゃないか?」
「そこは知っている、他の店を知りたくて・・・」
「俺は知っている。教えてあげるよ」と。

それまで乗っていた、リキシャから降りて話始めました。
「じゃあ、連れて行くよ」って、彼が自分の原付の後ろに座って、向かうことに。。

彼は、他のインド人より英語の発音が堪能で、
日本語も何個か知っているようでした。

まぁ、あやしさ満点ですが。
旅ですから。

現金そんなにもってないですから何とかなるかと従ったら、
その楽器屋さんはいつも走っている、市内のマーケットの裏側ぐらいにありました。

と言っても、絶対見つけれないだろう場所ですけど。。。


最初に、行った楽器屋さん(これはシヴァさんに紹介してもらった)よりは、
質は悪いですが、安かったり、小型版などありました。

なにより、店の人の性格がいい。丁寧に説明してくれるし。
バリで太鼓屋さんに1日いたことを思い出しました。

そうです、こっちはのんびりとしたスタイル。
選んだりするのに、だらだら、あ~でもない、こ~でもない・・・どう使うんだ?これは何だ?
と、1日時間をつぶすのには最適な町なのです。

店の人もめんどくさがらずに付き合ってくれます。
タブラ(インドの太鼓)もなんですか?
っていうと、簡単に演奏してくれます。

連れてきてくれた、彼も、俺は今月からギターを習うつもりなんだ、
とか言いながら、
チャイが出てきたりして・・・

今日はまだ買うつもりもないし、そろそろ帰るか・・・と、思うと。
連れてきてくれた彼が、時間はあるのか?
まだ、あるなら、うちの店に寄ってかないか?と、
まぁ、お金もないし、見るだけならいいか。。。
と、また彼を乗っけて、彼の店に行くことに。。

そのお店は、製油の店でした。
日本人の顧客もいるらしく(だから少し日本語知ってたんですね)、
日本語の説明の紙とかもありました。

一つ一つの製油を取り出して(ガラスの入れ物に入っている)、腕に一滴のせてくれて、
これは、何々にいいとか、香水として使うといいとか、瞑想の時に使うといいとか、
ヨガの後にオイルと混ぜて体に塗るといいとか、丁寧に説明してくれます。

不思議なもので、だんだん・・・欲しくなってきます。
最初の予定では、欲しいものなんてハーモニウムぐらいで、
他は何もいらないって思ってたのに・・・


だんだんほしくなってくるから不思議です。
ロータスの製油にも、ブラック、ホワイト、後何か一つ(忘れました・・・)があったり、
このマイソールでの有名なのはサンダル(サンダル・ウッド、白檀)だったりするんですが、
それも欲しくなってきたり。。。


チャイはいらない。っていうと、インドの文化では、
お客さんが飲んでくれないと私たちは飲めないんだ。
僕たちが飲みたいから、ぜひ飲んでくれ。これはインドの文化だから・・・


など、強引な説明もありつつ。。。
怪しさ満点の彼らはとっても面白かったです。

鼻がおかしくなるくらい、いろんな製油をかいだり、
腕には肩までいろんな製油が塗りたくってあり、
結局、ホワイトロータスと、ジャガンダン(?)と、サンダルの製油を買ってしまいました。

サンダル・ウッドの製油はアーモンド・オイルと混ぜてもらって、毎日、練習が終わると
カラダに塗りたくってます。


なにが、どういいのかわからないけど、
まぁ、インドですから。アーユルヴェーダですから!笑

形から入らねば・・・
帰り道に、おおっ、これって旅じゃん!
みたいな感覚に!

もう、旅じゃなく、
普通のインド滞在になってるなと思いきや、
久々の旅感覚やってきました!

道を覚えたから、近いうちに遊びに行く約束をしたけど・・・・
たぶん、また迷うんだろうな~

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