ヨガの根本となる教えの経典ヨーガ・スートラの
実践編に出てくる8つの技術(テクニック)の2つ目の技。
ニヤマにある言葉。
足るを知る。
サントーシャ(知足)。
このことを実践すれば、無上の幸福を得ることができるとあるけど。
この実践が日本に住んでるととても難しい。
我々には当たり前なんだけど、
水と電気がほとんどの場所で行き届いているなんて、
世界の中では稀な国だ。
電気が使えるのは世界の65億人のうち40億人ぐらいと言われている。
確かに、インドに一ヶ月いた時も短いけど停電は当たり前。
あれでもよくなったって言っていた。
PCのメールや日記はセーブしないとチョットの停電で消えてしまうから
こまめにしてったっけ・・・
我々、日本に住むものは、住んでいる時点で色々と足りに足りている。
飲める水で身体を洗い、食器を洗い、トイレまでキレイな水を使う・・・
世界中の素晴らしい本が日本語訳にワザワザ翻訳してある・・・
(ちゃんとしたヨガの本は殆んどないけど・・・)
日本はどの国から見ても満ち足りた幸福な国だ。
という、今を知らなかったら、現状を知らなかったら、
足りていることを知らなかったら・・・
よく分からない、未知の恐怖に包まれる・・・
架空の不幸を作り出す・・・・
想像力は現実を直視した先にある、超現実だ。
現実から逃避された想像は、一瞬楽園に見えるが、
その先の未知の恐怖、架空の不幸を作り出す・・・
現状は足りている。そのことを知る。
モノ(物質)も。 チエ(知識)も。
それらが十分にあると思うだけで、ココロにスペースができる。
後は、そこに思考(気づき)を入れていくだけだ・・・
ヨーガスートラの8部門(アシュタンガ)のうちの最初の2つは重要じゃないという人もいるが、
そのようなことを言うのは身体の柔軟性が高かったり、身体能力が高かったりして、
パフォーマンスが重要なヨガ練習生だ。
いつか、柔軟性の限界や、身体能力の限界という困難に出会ったときに
重要になってくるのが、ヤマ、ニヤマの教えなのです。
足るを知る。
我々、日本人は・・・何か・・・
昔からこの言葉を知っている気がする・・・・(わかりますか?笑)
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