チダンバラムのナタラージャ寺院でのプジャの続きです・・・
①はこちらからどうぞ。
早朝からナタラージャ寺院に集合したナマルパ御一行。
ナタラージャ寺院の特別な僧侶達に誘導されつつ毎日の儀式に参加して、
お祈り(プジャ)をします・・・
★ チダンバラムのナタラージャ寺院④ ★
次の儀式の準備ができたみたいで、横から本堂に入らせてもらう。
北インドでは自分が直接捧げ物をしたりするらしいけど、
南インドではすべて司祭が取り仕切る。
司祭から入っていいよ、と言われて本堂にゾロゾロとみんなで入るのだ。
日本でいうお賽銭だけど、南インドでは1つ1つ司祭が仕切っている。
・・・火の煙や額に灰つけたりして、
祭りの後で特に金銀飾られたナタラージャ神に祈るのだ。
そのナタラージャ神の像がある部屋の隣には扉があり、
またその向こうに壁があって、
そこがチナンバランの中心と呼ばれる秘密の場所なんだという。
南インドでナタラージャ神の片足が降り立つのがまさにその場所とされ、
その壁をみても何も見えないけど、
そのスペースには、シヴァ神のエネルギーが存在しているのだという。
(この写真はナタラージャ像ですが、寺院のものではありません。
神聖な像を撮る事は禁止されているのです。)
みんなそのスペースが見えるのではないかと、
格子状になった隙間から覗くのだけど、
そんな簡単に見せてはくれないし、見えないから価値があるのだろう・・・
とはいえ、
この寺院での内容は本当に濃いものだった。
シヴァ神の化身のナタラージャ神の本堂を中心に、
周りには違う神々を祀っているんだけど、
1つの神の隣に蛇が後ろにいる人物の神の像があった。
ヨガをしていて知らない人はいないであろう、そう、パタンジャリ師だ。
ある意味、像があるのを見て始めて、
パタンジャリ師を短かに感じれた気がした。
初めてインドの寺院でパタンジャリが置かれているのを見た。
いつもパタンジャリ師のヨーガスートラ、ヨーガスートラと
口うるさくクラスで言っている、あのパタンジャリ師にインドで本当に出会わないのだ。
もちろん南インドのアシュタンガヨガのシャラには飾ってあるし、
名古屋のMySOUL8 のメインシャラに進む通路にも飾ってあるパタンジャリ師
偶像の力は確かに凄い・・・
パタンジャリ師に関して、こんな話があるそうだ。
このナタラージャ寺院にいる専属の司祭達は
ちょっと他の寺院の司祭達と比べて変わった髪型をしているのだけど、
彼等はパタンジャリ師が連れてきた司祭達だそうだ。
はるか昔にパタンジャリ師が北からやって来て瞑想をしたら地面が盛り上がり、
シヴァを表すリンガが現れたそうで、
その後、パタンジャリ師が連れて来た司祭達がこの地でそのリンガを祀るようになったのが始まりだと言う。
どこまで本当か分からないが、司祭達の髪型は確かに変わっているし、
パタンジャリ師が登場したのは嬉しかった。
次回はナタラージャ寺院シリーズ最後の回。この司祭達が特別な儀式。
火の儀式。日本で言う護摩(ごま)業、インドで言うホーマを行ないます。。。
そして、旅はまだまだ続いて行くのでした。。。
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