(再)バトゥール山 (その2)

さてさて、バトゥール山への夜登山の準備が出来て出発することに。
ガイドがいなくっても2回目だから・・・
でも、”いない” と ”いる” では何か違う・・・
夜道で暗いので 『こっちかな?』 と疑いながら歩かないといけない。
たぶん、明るい昼だったらどっちでもいけるのだろう。
そういう探りの感覚が強いのか?
木のニオイ。 風の温かさ。 風の冷たさ。
の感覚に鋭くなっている。前回の酔っ払いとは違います。。。
前方に・・・『ぴかっ!』と光る2つの光。
我々のヘッドライトに反応しているんだろうけど、その光が『ぱっ!』
『ぱっ!』 『ぱっ』 と増えていきます・・・
途中に民家があったから、そこでかっている犬の目が光に反応をしているのは分かったけど・・
バリの犬は基本、放し飼いなので・・・
彼らは夜行性だし・・・
襲ってくるかも?
の緊張の中・・・道を歩きます。 最悪の事態を想定しつつ・・・
確かなる緊張感と・・・ああ、こりゃ一般の皆様とは来れないな・・・・
なんて、他ごと考えながら・・・
たぶん、5匹はいただろうけど・・・難なくクリア! もうバイオハザードの世界・・・
そこを過ぎたぐらいから傾斜がじょじょにきつくなり始めます。
会話も減り始めて・・・もくもくと登り始める。今回は日の出を見るという時間の
縛りがないから、自分の呼吸の具合を見ながらいつ休憩をするかを定めるだけ。。。
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休憩中にパシャリ!
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以外と急なんです・・・
しかも夜だから頼りは自分のヘッドライトのみ・・・
前回はハンドライトで、それがまた重たかったから・・・きつかったな~
と、いうことで難なく、山小屋へ到着。ここまでは、ショートコースの頂上です。
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もちろん、我々はスルーします。
我々の目指す本当の頂上はさらに上にあるので・・・
前回は、時間がないということもあり、恐ろしく急な道をガイドはチョイスしました。
今回は自分に優しくと・・・
ちょっと遠回りだけど・・・安全コースへ・・・
って、全然、安全じゃない!
火山灰が積もっているのか? 砂山を登っているみたい・・・
サンダル失敗です。 隙間から砂利が入って・・・
足の裏が痛くて強く踏めない! 踏み込めない! 痛い!
アッキーのライトがどんどん遠ざかっていく・・・
(しかも前にではなく、遠く上方に・・・)
ここでは4つ足状態になり、決して爽快に登山する姿ではなく、
さっき遭遇した犬のごとく獣となりはて乗り切りました。。。
手のひらに切り傷いっぱい作って・・・
アッキーがギリギリのところで待っててくれた。。
ここまできたら一緒に頂上へ!
到着!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そこには・・・舞い散る砂塵以外は、楽園でした。
今日、我々が到着するのを知っていたかのように・・・雲1つない。
空(宇宙)と我々を邪魔するものが一切ない状態。
360度 宇宙。 
星空は四角い天井って感じがするけど、はるかに広いと・・・それは宇宙だ!
寝袋の下に引くヨガマットみたいなのを地面にひいて、そこに倒れこむ2人。
それから、しばらくの間は無言で・・・
予想以上の素晴らしさに想像通りの感動!
前に来たときに何故だか、夜にもう一度来なさいと言われた気がした。意味は分かんないけど。
何故、ここにいるのか?
よく分からないが、ただただ砂塵から目を守りながら星を見ていた・・・
まだテントを作るという作業が残っている・・・
風の強い中・・・疲労した体を動かし・・・・真夜中のヘッドライトの元・・・
テントが作られていく。 あって良かった! 風が強いので。。
テントを組み立て、マットをひいて、その上に寝袋をひいて寝る。。。
バリで買った寝袋が、ち、小さい。。。
4分の1、はみ出るんですけど・・・セーター持ってきて良かった~
アッキーも寝る状態・・・・入口閉めないと・・・風が。。
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さぁ、寝るぞと!
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朝起きたら、テントの周りがガヤガヤ・・・か、囲まれている!
(その3へつづく・・・)

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