PBY9:(社会貢献の為に立ち上がる人は誰だ?)

〜 乗客1000人のピースボートに乗船してヨガ指導と講師養成しながら世界一周旅行をする、旅の道中日記です 〜

〜peace 9 : 社会貢献する人は誰だ? 〜

水先案内人の方々の講義は7階の広いステージのある部屋で行われていますが、
船の中の8階の広間では毎日何かしらの発表やミニクラスを、
水先案内人の方や、一般の乗客の方が(自ら企画・予約して)行っています。

珈琲を作りたくてお湯を8階まで取りに行ったら、
何か面白そうな感じがする企画を行っていたので座って聞くことにしてみました。

韓国の学生さんのような女性達がプレゼンしてました。
題して、『ネパールプロジェクト』

先の地震によって、被害を受けた人々がいる様子を写真や映像に納めたものを
ショートドキュメントとして紹介していました。

今、ちょうど読んでいる小説の場面が、軍隊によって崩壊されてしまった
第五の山の麓の街の話だったので引き込まれてしまったのかもしれません…

ショートドキュメントの後にプレゼンがあり、
ズバズバとネパール政府の悪い点を指摘するところがハッキリしてて、
良いプレゼンでした。

これは自然災害ではない!!

カーストの低い人々は無視してよいという社会構造が起こした
人災だという結論もしっかりしていて素晴らしかったです。

インドでも、ネパールでも、悪しきカースト制度は存在する。
何か非常事態が起これば、
お金を生み出さないカーストの低い身分の子供と女性は真っ先に捨てていかれるのだ…

まさか!
という社会は、世界にまだまだ存在しています。

遠き現実的でない社会の話ではなく、見えないように誤魔化されているだけで、
我々の社会(日本)にも同じようなことはたくさんあるはずです。

大企業のお得意様である日本国民は(貯金がかなりあるので)大切に守られているけど、
普通に生活している国民がこういった事実(真実)を知る必要があるのか?

そこは、正直に言うと分かりません。。。

バラエティ番組を観てゲラゲラ笑い、動物園の動物特集観て涙して、
それで、真実など知らなくて良いのではないか?とも、思ってしまう。

1000人乗っている乗客の150人は毎日ヨガを受けにくるけど、
ネパールプロジェクトの話は30人ほどしか集まっていないのが現実です・・・

こういったプレゼンを聴きながら・・・
自分の内側の声が、自分に話しかけてきます。。。

『お前は何をするのだ? 何もしないのか?』と。。。。

賢いのに何もしない人こそ、本物の『愚者』だと思います。
できる限りの知恵をふりしぼる努力をしないといけないと思います。

などなど悶々としながら、
ネパールプロジェクトを応援するポストカードやエコバックを購入して気を紛らわせるという転末。。。

ピースボートの船路はこうやって自分の内側の声と向かい合いながら、進んで行きます。。。

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