坂の上の雲

昔、ハワイに留学していた。 3年半ほど。
大学で友人をいっぱい作り遊び過ぎていたので、ハワイでの大学院では勉強することにした。
ペラペラ(もしくはヘラヘラ)と話をして、口先だけで友達をいっぱい作る習慣があったので、
当時は友達をヤミクモに作らない!
と、誓いを立てて、日本から持ち込んだ本を読みあさったり、経済、経営、社会について、
人生、時に学ぶ時期があってもいんのでは?と、言わんばかりに勉強した。
中学の時に唯一覚えている内容は、学校の方針でもあった?文武両道。
古い歴史のある中学と高校だったのでそんな話もあったのかも知れないけど、それにならって、
タバコもやめ、
運動しながら勉強した。。。
ハワイということもあって多くの人に信じてもらえないが・・・(そんなことはどうでもいい。)
その時に読んだ本のなかに、司馬遼太郎氏の『雲の上の坂』があった。
当時は、海外にいることもあって(大概、愛国心がわくものだ)、興奮しながら読んだ。
それは、それは、考えられないくらいの興奮だった・・・
その内容を原作にして、NHKさんで3部作として今年、来年、再来年と放映するようだ。
第1話をやっと見ることができた・・・
原作を読んでいるので、細かい描写が頭に浮かんで・・・
テレビでは伝え切れていない、登場人物像が浮かんで・・・感動した。
今日は、1年半かけて教えと学びを築いてきたヨガの講師養成講座の最終講座であり、
多くの涙を見て、多くの涙をこらえた日であったこともあり、
このドラマにて噴出してしまった。。。。。
ドラマの影響なのか、自分の今日という日がそうさせたのかよく分からないが、
全部で5話からなる第1部を楽しみにしたいと思った。
中でも、青年の秋山弟が新聞を読もうとしていうところで、兄が破り捨てるところには
はっと気付くことがあった。
兄曰く、「まだ自分の意見がないものが、新聞を読むな!人の意見を読んでなんになる!」
「お前は自分を意見を持つために、今は勉強に励め!」
というような会話をする場面があった。
人の意見を自分の意見のように表面的に話して、すべてを分かった気になっている人が確かに多い。
朝のワイドショーのコメンテーターの意見をそのままオウムのように話す人が多い。
「ヒドイですね~」 「可哀相ですね~」 「物騒ですね~」などなどなど・・・
文武両道じゃないけど、賛否両論であるはずのニュースに意見を言う司会者の存在も論外だが、
殺人事件があったとして、「何か理由があったのかもですね」とか
「今はそんな世の中です」と言うのもよくないわけで・・・
まぁ、その辺はグレーにしておくべきかな。。。
たとえ雲のような実体の見えない高いところ(次元)の世界へも、階段を上るように一歩、一歩
行けば・・・・
上がることが出来るに違いない・・・・
皆が意識的に生きることで、知識と教養を取り戻し・・・高い精神でもって誇りに満ちた心を手に入れる。
勇気を分けてくれた作品でした。
これからが楽しみです!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です