昔から、モノごとを前後して読んだり、
書いたりする癖がある。
これは脳の病気だ。
たぶん。
だから、上↑のタイトルも実は、舞城王太郎が事実。笑
サスペンス小説なんぞを書いている作家。
とても、オススメする。
5~6年前にはまり、
狂ったように読みあさった気がする・・・
そのタイトルは
『煙か土か食い物』。
ありえないテンションと、
言葉遣いと、描写で、展開するサイコ(最高!)サスペンス。
まぁ、その後に
『世界は密室でできている。』とか、
『熊の場所』とか、
『阿修羅ガール』とか、
他にも数点読んだけど、
この 『煙か土か食い物』 に勝てる作品は無かったのでした。
そして、先週たまたま、
本屋さんで、その続編たる作品を発見した。
元々、あったみたいだけど・・・知らなかった・・・
![](http://hathaterasu.com/wp-content/uploads/2023/03/ami.jpg)
『暗闇の中で子供』
買ってしまった。
面白い!か、どうかは分からなかったけど、
そのハイテンションぶりは同じだ。
どんどん、止まらなくなり。
朝練で早朝5時に起きないといけないのに・・・
睡眠時間をどんどん削って読んでしまった。
歩行中もエレベーターの中も信号待ちも、有効に使って。。。
この物語の内容を、
ぐだぐだ語る気にはなれないが、
たびたび自分の好きな言葉、
『真実』という文字が登場する。
特に、『ある種の真実は嘘でしか語れない』 と・・・
これは深い。。。。
すべての真実とされるものはウソ(嘘)というか、イメージより出来ている。
サンタクロースは赤い服を着たイメージだし、
本当は違っていて、コカコーラの宣伝に使われて、
コカコーラのイメージカラーが赤だったから多くの人がそう思っているし、
もう時代を超えてそうなってしまったし。
ヨーロッパの最初の原型のサンタクロースは別に赤い服を着ていない。
が、真実。
時に、真実は知らずに、イメージを優先させて、
真実を越えるようなものになることもある。
何かの記事を読んだけど、ダビンチは、
母親に対するコンプレックスを持ち続けて、
母が幼い頃にいなくなったということより、
母親の(女性の)絵を書くことに執着した。
何度も、何度も、イメージの目つき、
微笑みを書き直し、自分のイメージを線にし、
形にしていった。
時に真実をイメージが越える時は
こういうときかもしれない。
大衆がイエスといえば、
裸の王様も赤い服を着ているのだ(サンタの服の赤色のように)。
そこに、素晴らしいものが評価されずに、
愚作が先に世に出たという理由だけで、
もてはやされるというマタ真実があるのかもしれない。
普段中々進まない本ばかり読んでいるから、
こういった本は止まらない。
昔にはまったアメリカのドラマ 『24』 を思い出しました。
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