王城舞太郎作品に出逢う。

昔から、モノごとを前後して読んだり、
書いたりする癖がある。

これは脳の病気だ。 

たぶん。

だから、上↑のタイトルも実は、舞城王太郎が事実。笑

サスペンス小説なんぞを書いている作家。
とても、オススメする。

5~6年前にはまり、
狂ったように読みあさった気がする・・・

そのタイトルは 
『煙か土か食い物』。

ありえないテンションと、
言葉遣いと、描写で、展開するサイコ(最高!)サスペンス。

まぁ、その後に 
『世界は密室でできている。』とか、 
『熊の場所』とか、
『阿修羅ガール』とか、
他にも数点読んだけど、
この 『煙か土か食い物』 に勝てる作品は無かったのでした。

そして、先週たまたま、
本屋さんで、その続編たる作品を発見した。
元々、あったみたいだけど・・・知らなかった・・・


『暗闇の中で子供』
買ってしまった。
面白い!か、どうかは分からなかったけど、
そのハイテンションぶりは同じだ。
どんどん、止まらなくなり。
朝練で早朝5時に起きないといけないのに・・・

睡眠時間をどんどん削って読んでしまった。

歩行中もエレベーターの中も信号待ちも、有効に使って。。。

この物語の内容を、
ぐだぐだ語る気にはなれないが、
たびたび自分の好きな言葉、
『真実』という文字が登場する。


特に、『ある種の真実は嘘でしか語れない』 と・・・

これは深い。。。。

すべての真実とされるものはウソ(嘘)というか、イメージより出来ている。
サンタクロースは赤い服を着たイメージだし、
本当は違っていて、コカコーラの宣伝に使われて、
コカコーラのイメージカラーが赤だったから多くの人がそう思っているし、
もう時代を超えてそうなってしまったし。


ヨーロッパの最初の原型のサンタクロースは別に赤い服を着ていない。
が、真実。


時に、真実は知らずに、イメージを優先させて、
真実を越えるようなものになることもある。


何かの記事を読んだけど、ダビンチは、
母親に対するコンプレックスを持ち続けて、
母が幼い頃にいなくなったということより、
母親の(女性の)絵を書くことに執着した。
何度も、何度も、イメージの目つき、
微笑みを書き直し、自分のイメージを線にし、
形にしていった。

時に真実をイメージが越える時は
こういうときかもしれない。


大衆がイエスといえば、
裸の王様も赤い服を着ているのだ(サンタの服の赤色のように)。


そこに、素晴らしいものが評価されずに、
愚作が先に世に出たという理由だけで、
もてはやされるというマタ真実があるのかもしれない。


普段中々進まない本ばかり読んでいるから、
こういった本は止まらない。

昔にはまったアメリカのドラマ 『24』 を思い出しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です